2014年4月15日火曜日

だって春だから

あすかさん

先日はお会いできてうれしかったです。久しぶりに会えた人もいて、高校生に戻ったみたいでした。
最近はいかがお過ごしですか。
わたしは桜の写真ばかり撮っています。
→ Instagram@kanae_iz

今年はゆっくりお花見ができず、すこしさびしかったです。
ソメイヨシノの時期に間に合わなかったので、今年は枝垂れ桜や八重桜をよく見ています。
調べてみたら、最近よくみる花が「関山」という八重桜だとわかりました。
ぶわっとした花が青空の下で咲いているのを見て、ぐんぐん元気をもらっています。


春はすぐそこだけどパスワードが違う (福田若之「302号室」/『俳コレ』)

春になると思い出す句です。
季節が春だということと、パスワードのことは何ら関係がないように思うのですが、
でもなんだか、この感じ、わかる。
何かが微妙に違っていて、うまくチューニングが合わない。
過去の自分が決めたことのはずなのに、過去の自分はやってきたことのはずなのに、うまくできない。
春のすぐ手前の季節には、そんなふうに感じます。


わたしは何かあると、すぐ季節のせいにしてしまいます。
「ぜんぶ秋のせい」「だって春だから」って。

心がきゅーっとなってしまうとき、わたしはもぞもぞ手を動かします。
編み物をしたり、俳句の視写をしたり、写真の整理をしたり。
最近は刺繍をはじめました。一針ずつ刺していくのがたのしいです。
今の気持ちのリズムに合っているのかもしれません。
不安になっているときは、頭でっかちになっていることが多いので、
進度が目に見えるものをとりあえずやってみる、というふうにしています。

つらいことや悩んでいることがあったとき、友だちに会うとすごく元気になりますよね。
くだらない話ができる友だちが周りにいることに、すごく感謝しています。
大切な人とおいしいものを食べるのは、しあわせな時間です。

今度はぜひ、ゆっくりお会いしましょう。


泉かなえ

2014年4月6日日曜日

さくら

かなえさん


年度末でばたばたしているうちに、桜満開の季節です。もう、春ですね。

それぞれの道を選び ふたりは春を終えた
咲き誇る未来は あたしを焦らせて
小田急線の窓に 今年も サクラが映る
(いきものがかり「SAKURA」より)

私は毎年、この歌詞を思い出します。
この時期は、電車に乗って席が空いていても、窓の外の桜が見たくて立っています。
そして「小田急線の窓に 今年も サクラが映る」を口ずさむ。(声に出さずに)
同じように窓の外の桜に釘付けになっている人がいて、日本人は本当に桜が好きだなあと思いながら、私も釘付けになります。



地下鉄の窓に貼り付くひとひらの桜のように春とはぐれたり(佐藤りえ)

きゅーっとなる感じ、わかる。
はぐれる時の感じに似てる。心細い、というか。
前を向いてがんばろうとしているからこその心細さ、というか。
心がきゅーっと細くなる、というか。

そんな時、かなえさんはどうしていますか。

私はおやつを食べます。
桜あんぱんとかいいですね。おへその桜の塩漬けのところが好きです。
友達にもらったクッキーなんか食べると、元気が出ます。一緒に食べれば、もっと元気が出ます。
まったく、花より団子だね。


藤 明日香