2014年2月26日水曜日

踏みしめる

かなえさん


こちらも、返事が遅くなりました。元気ですか?
私は何年かぶりに39度の熱を出しました。ずっと元気でやってきたので、熱を出すのがこんなにツラいことだったとは忘れていました。
ちょうど実家にいるタイミングだったので、運が良かったです。
かなえさんも気を付けてね。

そうそう、北海道に行ってきました。
行きの飛行機に乗る日、こっちは雪が降っていて、着いたら札幌は快晴で、日差しがあったかくて、なんだか不思議だったなあ。
でもやっぱり、雪の積もっている量が違ったね。それから、歩く音。
東京の雪はざくざくだったけど、北海道の雪はギュウギュウ踏みしめる音がしました。
白浜の海岸を歩いた時も、そんなような音がしたなあと思ったよ。


こころはじゆう 冬が終わるということをはてしないほど考えてみる(東直子)

東京に戻ってきても、雪がまだたくさん残っていてびっくりしました。
でも今日なんか春みたいに暖かかったですね。
花粉も飛び始めたりして。冬が終わるんだなあ、と思います。
私も冬がすき。
街が綺麗にみえるから。
あと、さむいさむいって言いながら、温かいものを飲んだり、鍋を囲んだり、炬燵にはいったり、ストーブにあたったりするのが、好きです。
かなえさんの理由も、よかったら聞かせてください。


藤 明日香

2014年2月10日月曜日

ゆきがふる

あすかさん

こんばんは。すっかりお返事が遅くなってしまいました。
週末は、びっくりするくらいの大雪でしたね。
レインブーツ(と呼んでいますがほぼ長靴)を履いて、雪のなかを歩きました。
わたしは道を歩く音がすきです。
「ハウルの動く城」の石畳を歩く音は、わざわざ海外に行って、歩く音を録音してきたのだと以前テレビで見ました。すごい。石畳の音もだいすきです。
特にはじめての場所を歩くときは、音楽を聞かずに足音を聞いていることが多いです。
雪のなかを歩くと、ざくざくと音がしました。



日本の中でたのしく暮らす 道ばたでぐちゃぐちゃの雪に手をさし入れる
(永井祐/『日本の中でたのしく暮らす』)

今日は、この歌を思い出しました。
イメージの中の雪はいつもきれいなので、雪は溶けてどろどろになることは、今日まですっかり忘れていました。
誰も歩いていない、まっさらな雪もすきですが、
道ばたのぐちゃぐちゃの雪にもなんだかこころ惹かれてしまい、つい長靴のつま先を雪の中に入れてしまいました。


小さいころに実家の庭で雪だるまを作ったとき、
「ひとりで作ってすごいね」ってお母さんはほめてくれて写真まで撮ってくれたけれど、
土が混じってしまってあんまりきれいにできなくて、かなしかったことを思い出しました。



まだまだ雪がたくさん残っているのに、少しずつ、日差しは春に近づいている気がします。
もうすこし、ニット帽のぬくぬく感にひたっていたい。
わたしは夏と冬なら、だんぜん冬がすきです。
あすかさんは、どちらがすきですか。