かなえさん
とにかくカンガルーを眺めているうちに、あなたに手紙を出したくなりました。
(村上春樹『中国行きのスロウ・ボート』、「カンガルー通信」より)
*
やあ、元気ですか?
と、これも村上さんの言葉ですが。
もうすっかり桜は散ってしまいましたね。新緑のまぶしい季節です。
GWはどうお過ごしでしたか。
私はカンガルーをみに……ではなく、ネモフィラをみにいきました。
ネモフィラというのは草本で、青い花をつけます。丘が一面、青い絨毯で、空との境目がなくなっているようにみえました。
それで、東京に帰ってくる電車の中で『中国行きのスロウ・ボート』を読んだのです。
2年前に読もうとしたときは、意味がよくわからなくて途中でやめてしまったのに、今はなぜだかとても魅力的に読みました。不思議ね。
最近ちょっと、わからないものに興味があります。
カンガルーを眺めているうちに手紙を出したくなるなんて、全然よくわからないけれど、カンガルーを眺めていて手紙を出したくなる心境を考えてみることに、すこし興味がある、というか。
そこで手始めに、手紙を出したくなるのはどういうときだろうと考えてみたのですが、考えているうちにこれを書き始めていて、結局よくわかりませんでした。
かなえさんは、どんなときに手紙を出したくなりますか。
*
雨の日の雨の色など書きよこす短き手紙にこころ揺れをり(大塚陽子)
藤 明日香
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