かなえさん
そうだとは知らずに乗った地下鉄が外へ出てゆく瞬間がすき(岡野大嗣)
呼吸音微妙にずらし合いながらまひるま誰と隣あってる(嵯峨直樹)
*
私も、移動手段は車より電車が好きです。
小さいころは家に車がなくて、出掛けるといったら電車だったから、電車は楽しい記憶と結びついてるのかな。川を越えるのがとにかく好きだった!
兄とふたりで、靴脱いで座席にひざ立ちして、窓の外みながら「川まだー?」「川まだー?」って言ってた。うるさい子ども2人連れて、母も大変だっただろうな。
電車で本を読んでいる人の気配を感じるのも好き。
この前、両側に座った人がふたりとも、いそいそと本を取り出して、私も本を取り出して、開いた本が3つ、車内に並んで咲いて、あれはなんだか嬉しかったなあ。ときどき呼吸のリズムが一緒になったりして、ずらそうとして上手く息ができなくなったりもしたけれど!
なんの話だっけ?ああ、好きな場所でした。
私は、紀伊国屋書店新宿南口店につづくウッドデッキが好きです。
仕事帰りの人々が、働いて得たお金をにぎりしめ本を買いにゆく。嬉々として本屋へ歩いて行く姿を、素敵だなあと思います。
ところで今日は大晦日です。
紅白を聴きながらこれを書いていますが、紅白短歌合戦も楽しかったですね。
かなえさんは、お気に入りの歌がありましたか?
私は「すっすす」と「鯖」が忘れられません。
それでは、よいお年を。すこし早いですが、最後にこの歌を。
*
何もかも去年の事になりました よい一年でありますように(志井一)
藤 明日香
2013年12月31日火曜日
2013年12月16日月曜日
冬の日差しの角度
あすかさま
わたしは高校生のときから電車通学で、地下から地上に電車がぱあっと出る瞬間がすごくすきでした。
窓の大きな電車。
大学も4年間電車通学でしたが、満員電車は嫌でした。背が小さいので、人の波におされて窒息しそうになる。
今は、昼間に電車に乗るのはだいすきです。たいてい、ひとりで乗ります。
知らない駅で降りてみるのも、楽しい。
はじめて行く場所には、予定の時間よりも早めに行って探検しています。
知らない場所を歩くのもだいすき。
あすかさんは、すきな場所はありますか?
*
地下鉄が好きです 電波が入らないこととかホームのタイルの目とか (泉かなえ)
2013年12月8日日曜日
手紙
かなえさん
ほんとうに。「クリスマスには、まだ早いよー」と思っていたけれど、もう師走だものね。
私は元気です。こちらこそ、素敵な思いつきをありがとう。
村上春樹さんの『村上ラジオ2 おおきなかぶ、むずかしいアボカド』を読んでいて、こんな文章がありました。
「エッセイはむずかしい」と題した中で、エッセイは「誰に向けてどういうスタンスで何を書けばいいのか、もうひとつつかみづらい」と。
確かに「誰に向けて」の部分って、エッセイはとてもぼんやりしている。大きなひとりごと、みたいなものかな。
でも、あえて「誰に向けて」を限定しないことで、思いもかけない人に伝わることがある。
それは、他者かもしれないし、未来の自分かもしれない。
そう考えるとエッセイは、誰に届くか、届いてからのお楽しみ、しかも時間を超えて届くこともある、手紙のようなものでもあるのかなと思いました。
往復書簡は、不思議な形態ですよね。
「誰に向けて」が明確でありつつ、限定もされていない。
どういうスタンスで書けばいいのか、私もまだ、もうひとつつかめてないところもあるけど、つかむ機会を持てたことはしあわせです。相手がいないとできないことだしね。
あらためて、こちらこそ、どうぞよろしく。
*
あかさたな、ほもよろを、と紅葉散りわたしの靴を明るく濡らす(東直子)
私はこの歌だなあ。
「あかさたな、ほもよろを」ってつぶやきながら歩いてる。あやしいかな。
こんなふうに短歌の話をするようになるとは、私も思ってなかったです。
高校時代は吹奏楽一色だったもんねえ。
私が短歌を好きになったきっかけは、実は、かなえさんなんだよ。
かなえさんがこんなにも夢中になるなんて、短歌ってどこがいいんだろう(失礼)と思って、ツイッターで短歌関連をフォローしていくうちに、短歌が目に入ることが多くなって、で、ある日突然、本当に突然、流れてくる短歌たちが生き生きと見え始めたんだよねえ。
あれは何だったんだろう。
■追伸
タイトルと説明は、良いと思います。(仮)はちょっと格好わるいので外しますね。
ええ、ゆるゆる決めていきましょう。
藤明日香
ほんとうに。「クリスマスには、まだ早いよー」と思っていたけれど、もう師走だものね。
私は元気です。こちらこそ、素敵な思いつきをありがとう。
村上春樹さんの『村上ラジオ2 おおきなかぶ、むずかしいアボカド』を読んでいて、こんな文章がありました。
「エッセイはむずかしい」と題した中で、エッセイは「誰に向けてどういうスタンスで何を書けばいいのか、もうひとつつかみづらい」と。
確かに「誰に向けて」の部分って、エッセイはとてもぼんやりしている。大きなひとりごと、みたいなものかな。
でも、あえて「誰に向けて」を限定しないことで、思いもかけない人に伝わることがある。
それは、他者かもしれないし、未来の自分かもしれない。
そう考えるとエッセイは、誰に届くか、届いてからのお楽しみ、しかも時間を超えて届くこともある、手紙のようなものでもあるのかなと思いました。
往復書簡は、不思議な形態ですよね。
「誰に向けて」が明確でありつつ、限定もされていない。
どういうスタンスで書けばいいのか、私もまだ、もうひとつつかめてないところもあるけど、つかむ機会を持てたことはしあわせです。相手がいないとできないことだしね。
あらためて、こちらこそ、どうぞよろしく。
*
あかさたな、ほもよろを、と紅葉散りわたしの靴を明るく濡らす(東直子)
私はこの歌だなあ。
「あかさたな、ほもよろを」ってつぶやきながら歩いてる。あやしいかな。
こんなふうに短歌の話をするようになるとは、私も思ってなかったです。
高校時代は吹奏楽一色だったもんねえ。
私が短歌を好きになったきっかけは、実は、かなえさんなんだよ。
かなえさんがこんなにも夢中になるなんて、短歌ってどこがいいんだろう(失礼)と思って、ツイッターで短歌関連をフォローしていくうちに、短歌が目に入ることが多くなって、で、ある日突然、本当に突然、流れてくる短歌たちが生き生きと見え始めたんだよねえ。
あれは何だったんだろう。
■追伸
タイトルと説明は、良いと思います。(仮)はちょっと格好わるいので外しますね。
ええ、ゆるゆる決めていきましょう。
藤明日香
2013年12月6日金曜日
初めて、はいつも
あすかさま
街中にイルミネーションがあふれる季節になりましたね。
夜はすっかり冷えるようになった今日この頃、いかがお過ごしですか。
このたびは、わたしの急な思いつきをおもしろがってくださって、ありがとうございます。
ブログや手帳に思ったことを書き綴っているときに、この、書いたものを誰に届けたいのだろうか、と考えはじめました。
書くことで「誰か」に届くことがある。それは、他者かもしれないし、未来の自分かもしれない。
そんなことを思いはじめたら、誰かに手紙が書きたくなりました。
こんなふうに、またお話ができるようになったのは短歌のおかげですね。
まさか高校時代は、こんなふうに短歌の話をするようになるとは思っていませんでした。
これから、ゆるりゆるりと書いていけたらと思います。
あらためて、どうぞよろしくお願いいたします。
*
たとへば君 ガサッと落葉すくふやうに私をさらつて行つてはくれぬか (河野裕子)
落ち葉を踏むたびに、この歌を思い出します。
■追伸
ブログタイトルと説明はどうしましょうか。いちおう、以下のように仮設定しました。
タイトル「ココアを飲む時間です(仮)」
説明「二年間だけ一緒に過ごしたふたりの、往復書簡。」
もし、アイディアがあれば書き換えてくださいね。
ここでやりとりしながらゆるゆる決めていくのもいいかなあ、と思ったので書いてみました。
追伸、を書きはじめると、どんどん出てきますね。
このあとは、次の機会に。
泉かなえ
はじめまして
初めましての方も、お久しぶりな方も、「昨日会ったよ!」という方も。
皆さまひっくるめて、こんばんは。
突然ですが、往復書簡はじめました。
わたしたちは、高校の部活で同じ楽器を吹いていました。
約70人の部員のなかで、たったひとつの楽器でした。
楽器はひとつしかなかったので、一年間に吹くのは(ほぼ)一人だけ。
だからわたしたちも、一緒に吹いていたというよりは、楽器を引き継いだ、と言うのが正しいのかもしれません。
卒業後はなかなか会えずにいましたが、今度は「短歌」がわたしたちの引きあわせるきっかけになりました。
57577という短いことばたちを、読んだりながめたり味わったりしているうちに、急に会う機会がふえました。
そんなわたしたちの、往復書簡。
一週間に一度くらい、ゆるゆると書いていきます。
ポストに入れた手紙の返事を待つような気持ちで、たまにのぞきに来ていだたければうれしいです。
2013.12.06
*
藤明日香
「太陽と月の香り」 http://asuka510.blogspot.jp/
泉かなえ
「いつも通りでずるい」 http://sururiyurarifurari.blogspot.jp/
皆さまひっくるめて、こんばんは。
突然ですが、往復書簡はじめました。
わたしたちは、高校の部活で同じ楽器を吹いていました。
約70人の部員のなかで、たったひとつの楽器でした。
楽器はひとつしかなかったので、一年間に吹くのは(ほぼ)一人だけ。
だからわたしたちも、一緒に吹いていたというよりは、楽器を引き継いだ、と言うのが正しいのかもしれません。
卒業後はなかなか会えずにいましたが、今度は「短歌」がわたしたちの引きあわせるきっかけになりました。
57577という短いことばたちを、読んだりながめたり味わったりしているうちに、急に会う機会がふえました。
そんなわたしたちの、往復書簡。
一週間に一度くらい、ゆるゆると書いていきます。
ポストに入れた手紙の返事を待つような気持ちで、たまにのぞきに来ていだたければうれしいです。
2013.12.06
*
藤明日香
「太陽と月の香り」 http://asuka510.blogspot.jp/
泉かなえ
「いつも通りでずるい」 http://sururiyurarifurari.blogspot.jp/
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