かなえさん
昨日といひ今日と暮らしてあすか川流れて早き月日なりけり(春道列樹)
本当に、毎日があっという間ですね。
このあいだ年が明けたばかりだと思っていたのに、もう1月も後半です。
お正月ということで百人一首に触れて、その繫がりで古今和歌集を読んだのだけど、上の歌は、そこにあった歌です。自分の名前が詠み込まれていたので、覚えていました。
小さい頃は、もう少しかわいい名前がよかったなーと思ったりもしたけれど、今はとても気に入っています。
こうやって、ずーっと昔の言葉の中に見つけるのも嬉しい。
名前といえば。
みかの原わきて流るるいづみ川いつみきとてか恋しかるらむ(中納言兼助)
これは、百人一首から。
「泉」や「いづみ」の登場するものの中でも、特に綺麗だなと思います。
内容どうこうというより、清らかな響きが。
こんこんと湧く澄んだ水の中で、カーン、カーンと響き合っている感じ。
*
短歌は、文章というよりも、絵画に近いのではと思います。
風景を切りとった絵もあれば、観た人に印象をもたらす絵もある。
そういう、風景画とか印象画とかにあたるものが、短歌にもある気がします。
今度ゆっくり話したいですね。
こちらこそ、今年もよろしく。
藤 明日香
2014年1月21日火曜日
2014年1月11日土曜日
冬晴れ
あすかさん
新年も、10日が過ぎましたね。
大晦日の紅白短歌合戦、たのしかったですね。
それから、とぎれとぎれ、といえばこの歌を思い出します。
路地裏でわたがし味のきみの指ふくめばとぎれとぎれのひかり (木下龍也)
新年も、10日が過ぎましたね。
あっという間、としか言いようがありません。いつから、毎日があっという間だと感じるようになるのでしょう。
小学生のころは一日がとても長かった気がします。
大晦日の紅白短歌合戦、たのしかったですね。
紅白短歌合戦13 http://togetter.com/li/610018
2013年の短歌がぐっとたくさん読めること、紅白レジェンド、紅白短歌合戦ならではのコラボなど、見どころたくさんでした。
2013年の短歌がぐっとたくさん読めること、紅白レジェンド、紅白短歌合戦ならではのコラボなど、見どころたくさんでした。
お気に入りの歌はいくつもあるのですが、今回はこれを。
ああひとはとぎれとぎれにやさしいね四つに分かれた心臓もって (太田ユリ/紅白短歌合戦)
「とぎれとぎれにやさしい」ということが、むしろ本当のことなのだと思わずにはいられない。だって、心臓は四つに分かれている。
ああひとはとぎれとぎれにやさしいね四つに分かれた心臓もって (太田ユリ/紅白短歌合戦)
「とぎれとぎれにやさしい」ということが、むしろ本当のことなのだと思わずにはいられない。だって、心臓は四つに分かれている。
「やさしさ」は、ある程度求められているもので、やさしいことに価値が見出されている。けれど。でも。
ずーーーっとやさしくいることなんてできるのかな、って思う自分もいる。
誰かに対して、いつもやさしい、ずーっとやさしい、と思うことは、恐怖でもあると思っている。
そんなのこわい。いつでもやさしいなんて、こわい。人間じゃないみたい。
とぎれとぎれにやさしい、という認識のやさしさ。
それから、とぎれとぎれ、といえばこの歌を思い出します。
路地裏でわたがし味のきみの指ふくめばとぎれとぎれのひかり (木下龍也)
夏にTwitterで見かけた歌なのですが。
もう、もう。
どこがどうとか、うまく説明できないのですが、ぐっとつかまれる。
やわらかいところを、つかんで離さない。
かと思えば、すっと手放される。何もしていないけどどうしたの?という目で見られる。
という感じです。歌の内容というよりは、歌そのものの印象。
ひとつの歌が、べつの歌を呼び起こしてくることがあります。
*
今年もどうぞ、よろしくお願いいたします。
ゆっくりお話する機会があるといいですね。
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